沖縄市の銀天街にあります「一般社団法人子どもフードバンク」の砂川理事長とスタッフの雀さんにお話をお伺いして来ました!!

法人の活動は主に2つあり、まず一つ目は、法人名にもなっている子どもフードバンクの活動です。こちらは、「自分にしてほしいことは人にもしてあげよう」という理念のもと家庭訪問や聞き取りをしてサポートが必要であると認められた子どものいる生活困窮家庭に対し、月に1回直接食糧の寄付をするという活動です。

もう一つの活動が子どもカフェです。「地域の子どもはみんなで育てる」という理念のもと、子どもたちがボランティア活動を行い、地域のお年寄りや商店街の方などとの交流の場をつくっています。また、ボランティア後は料理教室を開催し、子どもたちが中心となって料理をし、みんなで食事をしています。


子どもフードバンク活動のきっかけは?


砂川理事長は幼いころ、両親の離婚によって母方の実家で生活することになり、そこには母の兄弟5名のほか、親戚がたくさんいて、とってもかわいがられて育ったそうです。そういうことがあり、大人になったら自分も子どもたちのためになにかしたいという想いがずっとあり、子ども会でダンスを教えるという活動を娘さんとともに5年間楽しく続けてきました。娘さんの受験で活動を休んでいるときに「休み明け痩せている子ども急増!」という新聞記事を目にし、地域でリサーチをはじめたところ、本当に食べられない子がいるということを初めて知り、こうしてはいられない!と子どもフードバンクの活動がスタートしたそうです。


具体的な活動内容は?

①子どもフードバンク

国の宝である子どもの貧困を解消するため、みなさんからの資金や食糧の寄付をもとに、子どものいる生活困窮家庭に月1回お米を2袋と乾物や缶詰などを提供しています。


支援を受けたい方は、まずは登録→聞き取り調査・家庭訪問→認定→支援開始となります。

食糧寄付していただける方の預け先は、子どもフードバンク以外に沖縄市社会福祉協議会が窓口となっております。

②子どもカフェ

子どもボランティアが集う場所。地域のクリーン活動や月1回のイベント、近隣の高齢者が集まる施設などに訪問などを行っています。また、ボランティア後は子どもカフェで料理教室を開催し、子どもたちが料理をしてみんなでいただきます。


毎週火曜日・木曜日 16:00~19:00 土曜日 10:30~14:00


これからの展望は?

子どもフードバンクでは、100世帯のサポートを目標に活動を続けていきたいです。

また、今後は24時間の子どもシェルターの設置をしたいです。中学生ぐらいから、難しい状況の子は行くところがなくて夜公園にたむろしたりする傾向があります。そのまま高校受験を断念し、夜の仕事に流れる場合も多いため、その連鎖を食い止めるためにも、高校受験に向けての学習支援を含め、子どもたちが自分に自信を持って人生を歩んでいけるようなサポートをしてきたいです。

と話してくださった砂川理事長。本当にこの活動に救われている家庭が何軒もあると思います。


お知らせ


・募金箱を設置してくださる企業・団体様を募集しております。

・随時寄付を募集しています。

食糧

お米や乾物・缶詰・お菓子・野菜などの食糧の寄付をしてくださる方は、子どもフードバンクにご連絡後お持ちいただくか、沖縄市社会福祉協議会に食糧を預けることもできますのでご協力をお願い致します。


資金

直接子どもフードバンクにご連絡をいただくか、各金融機関からの振込も承っております。


振込先:琉球銀行 コザ十字路支店 店番504(普通)1021853 コドモフードバンクケイエフビー

ゆうちょ銀行 記号17010 番号18146661 シャ)コドモフードバンクケイエフビー

HPhttp://kodomofoodbank.com/

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